宮下宣子(みやした
のぶこ Nobuko Miyashita)
東京芸術大学及び同大学院修士課程修了。文化庁海外派遣研修員としてケルン音楽大学に留学、最優秀で卒業。
第1回モーリス・アンドレ国際コンクール、アンサンブル部門入選。第49回毎日新聞社NHK共催音楽コンクール金管楽器部門第3位。
大学在学中より日本オーケストラ界初の女性金管奏者として、新日本フィルハーモニー交響楽団に首席奏者として入団、約40年間に渡り在籍。
フェリス女学院大学非常勤講師。モダン・トロンボーンを伊藤清、ブラニミール・スローカー。サクバットをフランク・ポイトゥリノ、シャルル・トゥート、古楽を濱田芳通の各氏に師事。サクバットで濱田芳通指揮アントネッロ、淡野弓子指揮ムシカ・ポエティカ、寺神戸亮指揮レ・ボレアード、花井哲郎指揮コントラ ポントなどに参加。
2010年日本人初のサクバット・リサイタル及びソロアルバムCD「サクバットの決意」をリリース。レコード芸術にて準特選盤。
2015年4月2枚目のアルバム「歌うサクバット」をリリース。併せリサイタルを開催し大好評を博す。レコード芸術準特選盤。ぶらあぼ3月号、バンドジャーナル4月号、 ステレオ5月号、レコード芸術5月号でも高評を得る。
2017年4月3枚目のアルバム「サクバットの祈り」(パイプオルガンとのオールバッハプログラム)をリリース。2017年5月号レコード芸術 管打楽器部門準特選盤、5月号ステレオ誌 最優秀録音盤、6月号CDジャーナル推薦盤、6月号ステレオ誌特選盤、【第10回CDショップ大賞2018 クラシック前期推薦盤】にも選ばれる。
宮下宣子&三浦はつみ/サクバットの祈り
「日本のサクバット演奏史に残る、歴史的演奏」
日本の女性トロンボーン奏者の草分け的な存在であり、最近ではトロンボーンの古楽器サクバットのパイオニアとしても知られる宮下宣子のソロと、オルガン伴奏による貴重なアルバムが登場。サクバットの柔らかな音色と芳醇なオルガンの響きの調和が美しく、多くの方々に聴いてもらいたい盤です。誰もが知っている5 曲目の「主よ、人の望みの喜びよ」の自然な響きをまずは一聴を。(タワーレコード商品本部洋楽部CLASSIC バイヤー 北村 晋)
管楽器専門誌パイパーズ2018年2月号(438号)でも大きくその活動が取り上げられる。
作品のオリジナリティを追求するため、サクバット以外にも古典派時代に使われたクラシカルトロンボーン、サクバットの祖先であるスライドトランペットなどを駆使した中世、ルネサンス時代の作品演奏など、様々な活動も積極的に行っている。
また、古楽金管楽器の日本普及にも尽力、年一回古楽金管セミナーを開催中。
古楽金管アンサンブル「ANGELICO」アンジェリコ主宰。日本トロンボーン協会理事。
http://ameblo.jp/nobukomiyashita/
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